伊藤 謙
代表取締役 社長

伊藤 謙

Ito Ken

宮城県加美町

STAY SHIOGAMA

みなさん、こんにちは!


あいホーム代表の伊藤 謙です。

最近、よく聞かれます。


「なぜ住宅会社が宿をやるんですか?」

きっかけは、本質的な問いから始まっています。

「これからの地域の課題を、どうやって解くか」

その答えのひとつが、STAY SHIOGAMAです。

築6年の空き家を再生させた1棟貸切の民泊施設。

塩釜というまちは、本当にポテンシャルが高い。


マグロの水揚げは日本一。誇れる食材がある。

マグロに特化した港と市場。


ものすごい歴史もあって、鹽竈神社という強いコンテンツもある。


浦戸諸島もあるし、新しいアクティビティも増えてきている。

でも現実はどうか。

「いいまちだよね」で終わってしまう。


仙台と松島に挟まれて、数時間滞在して帰るまち。

これは、もったいないなと本気で思ってました。

じゃあ何が足りないのか。

「泊まるとこがない」

この言葉を何度も聞きました。

しかも、ただ泊まるだけじゃない。


泊まること自体が楽しい場所。

自分たちがやれるのではないだろうか?


住宅会社として。

富谷市にある本社。あいホーム富谷本店。

僕らは普段、「家」をつくっています。


でもよく考えると、家って“一生泊まる場所”なんですよね。

住宅のプロが、1泊の体験を本気でつくったらどうなるか。

事務所だったところを泊まれる空間へ。


そして、もうひとつ。

新築ではなく、「空き家を活かす」という選択。

今あるものをどう活かすか。


地域に残っている資源を、どう次の世代につなぐか。

空き家問題は、どのまちにもあります。


だからこそ、ここでうまくいけば他の地域でも再現できる。

塩釜は、そのモデルケースになると思っています。

実際に宿泊開業を迎えて感じてる手応えは、今までなかった場所に「泊まる」という選択肢が生まれたインパクトの大きさです。

これまで来なかった人が来ますよ。


夜を過ごす人が増える。


朝のまちを体験する人が増える。

同じ場所なのに、時間が変わるだけで景色が変わる。

朝の塩釜にはまだまだ可能性がある。

これは、やってみて初めてわかりました。

僕自身も多くの気づきがあります。

朝の静けさ。


人が少ない時間の神社。

数時間では絶対に見えない塩竈がある。

表参道202段のふもとにある。

これを、もっと体験してほしい。

だからこれからは、宿泊とセットで楽しめる体験を地域の方と増やしていきます。

いわゆるオプショナルツアー。


でも観光っぽいものではなく、もっとローカルに入り込む体験。

この宿を拠点にして、塩釜の奥行きを感じてもらう。


そんな場所に育てていきたいと思っています。

ここまで来るのに、行政の方や地元の皆さんに本当に助けてもらいました。

僕自身も裸参りに参加したり、少しずつこのまちを理解してます。

めちゃくちゃ寒かったですが、気合い入りました。

外から来た事業者ではなく、このまちの一員としてやる。

この感覚は、とても大事にしています。

この施設ひとつで、何かが一気に変わるとは思っていません。

でも、きっかけにはなる。

「なんか最近、塩釜いいよね」

そんな空気をつくること。

そして、その空気の中で新しい挑戦が生まれていくこと。

それが一番やりたいことです。

最後に、今後の意気込みを少し。

僕らが大事にしているのは、目の前の一泊一泊です。

派手なことではなく、掃除を丁寧にやること。


お客様の声をすぐに改善につなげること。


地元の方にちゃんと説明し続けること。

すごく地味です。

でも、これをやり続ける。

住宅も宿も、本質は同じです。

人が過ごす時間を、どう豊かにするか。

STAY SHIOGAMAでやることでしか気づけないことがまだまだありそうです。


まずは、この場所に来て、泊まってみてほしいですね!

きっと、想像よりも面白い塩釜に出会えると思います!