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お役立ちコラム(2)「資金計画の注意点」

1.家づくりの資金計画はライフプランから

 家づくりは、資金計画に始まり、資金計画で終わると言われています。
 資金計画をおろそかにした結果、その先にあるローン地獄やローン破産といった道をたどらなければならなくなった人の悲劇は、他人事ではありませんよね。だからこそ、「資金計画」は家づくりにおける、最も重要なポイントなります。

 とはいえ、「資金計画」とは、イコール住宅ローンの「返済計画」ではありません。人生における「資金計画」であり、住宅ローンの返済計画はその一部に過ぎないのです。つまり、家づくりの計画は、単純に頭金と住宅ローンを組んで返済していく、というのではなく、まずは自信のライフプランを明確にし、それに沿った視点ではじめる必要があるというわけです。

 もっと噛み砕いていうと、住宅ローンの借入は、住まい以外に必要となる、お子さんの今後の教育資金や自身の老後のための資金等の支出等もトータル考慮した上で、進めなくてはならないと言うことです。

2.借りられる金額と借りてもいい金額は違う

ところで、住宅ローンと言うとついつい「自分は、いくらまで借りることができるのか」と借入限度額を真っ先に考えてしまう人が多いようです。でもそれは危険。

住宅ローンを考える上で最も重要なことは、

「住宅ローンはいくらまで借りられるか?」ではなく、
「いくらならちゃんと帰せるのかという返済可能な金額を割り出すこと」です。

返済可能な金額を割り出すには、次の2点を考慮します。

①無理なく返済できる金額か?

②年返済比率のボーダーラインを超えていないか?

 まず、月々いくらまでなら生活に支障をきたすことなく返済して行けるのかを検証し、そこから逆算して自分の借入限度額を割り出し、算出された範囲内で、家または土地を購入する金額に配分します。


 次に、家系における住居費=住宅ローンの返済にあててもよい金額のボーダーラインを知りましょう。住居費とは、収入のうちどのくらいの割合が住宅ローンにあたるのかを示すもの。税込み年収における住宅ローン年返済比率のボーダーラインは、

400万円未満の方は、年収30%まで
400万円以上の方は、年収の35%まで

とされています。

 仮に、金融機関から「あなたの年収なら、住宅ローンを○○円貸すことができます」と言われても、このボーダーラインを1円でも超える用であれば、申し出のあった金額を借りるのは絶対にやめましょう。ボーダーラインは、借りられる金額ではなく、借りてもいい金額の上限額なのです。

3.資金計画の対応から信頼度が見える

 家づくりの資金計画は、個人ではなかなか大変。

たとえば住宅ローンひとつとってもみても、約4800種類もあると言われています。
そのなかから自分に適した住宅ローンを選び出すのは至難の業です。

ここはやはり、家づくりのプロである住宅会社や営業マンに相談してみることをお勧めします。

ITソフトが急速に進歩している昨今、お客様自身に合った条件で生活するためのライフプランを含め、資金計画をリアルタイムでシミュレーションすることが可能になっています。

お客様のことを本気で考えてくれる住宅会社や営業マンであれば、的確なアドバイスができるよう体制が整っているはずですから、きっとベストな資金計画を提案してくれるでしょう。

 しかしながら、ここでご注意いただきたいのは、信頼できる住宅会社や営業マンの見極め方です。

 NGなのは、最大限借り入れできる金額の話しかせずに、
「大丈夫です」と安請け合いしたり、

「せっかく夢のマイホームを建てるのですから」とか、
「これだけ借り入れできるので、立派な家が建てられます」と煽ったり、

「ほかのお客様もみなさんそうしています」などと根拠のない話しをして、

可能な限り、高い家を建てさせようとする会社です。

 どうかNGトークで攻めてくる会社はやめて、お客様の現状や希望・要望をきちんと聞き今後の生活に支障をきたさない範囲の借入を進めてくれる会社を選んでください。

 あいホームなら、無理な資金計画をお勧めすることは絶対にありません。