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スタッフブログ
伊藤謙の「魂の手紙」
『引渡し』のサムネイル
代表取締役
伊藤 謙
「魂の手紙」
魂の声を、家族に書く手紙のようにお届けします! 文章で伝えることが好きです。 あいホームを経営してるからこその気づきを、 たくさん文章で綴っていきます!  

(※累計1021記事)

『引渡し』

ちょっと時間差がありますが、先日あるお客様のお引渡しをしました。

『引渡し』とは、注文住宅を建てた住宅会社が、お客様へ玄関のカギをお渡しすることをいいます。
(完成した住宅のチェック・設備の取り扱い説明等、その他もありますが)

お客様からすると、待ちに待った『お引渡し』です。
特に、今回お引渡しをしたお客様は、震災後4月1日にご相談をいただいた方でした。
国の政策がどのようになるのか、これから世の中どうなっていくのか、先が見えづらい中で、
新築をご決断された方だったので、

「これだけ早くご決断されるのは、すごいことですよね~」

と半年前に言った覚えがあります。

『なるだけ早く安心できる住宅に住みたい』

というお気持ちをものすごく感じながら、打ち合わせしました。
建物の打ち合わせが終わってからも、何度もやり取りをしてきました。

ところが、なかなか思った通りのスケジュールでは進みません。
3月、4月の2か月間は、震災後のアフターメンテナンスに集中。
県内全域で建築工事が増えたため、職人さん不足が発生。

もっと早く建ててあげたいと気持ちで思っても、なかなか現実は思い通りいきませんでした。
私がいる仙台北店には、あいホームの工務スタッフも出勤する店になっているのですが、
朝から晩まで本当にものすごい仕事をしてます。
各店の設計の方の話を聞いても、昨年の何倍もの仕事をしています。

そんな状況もあり、今回のお引渡しは非常に嬉しかったです。
とても嬉しいという気持ちの裏には、「やっぱり申し訳ないな~」という気持ちもあるのですが、
嬉しいほうが勝ります。

こういう気持ちを忘れずに仕事に取り組んでいきます。