みなさん、こんにちは!
先週は桜が満開で、花見を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
日の出や日の入りの時間も変わってきて、いよいよマラソンやトライアスロンのシーズンが始まったという感覚があります。

今回は、僕が今取り組んでいる勉強のテーマについて書いてみます。
皆さんは今、どんなことを学んでいますか?
大人になってからの勉強の楽しさは、自分で分野を選べることだと思います。
子どものころに学んでいたのが「人生の基礎」だとすれば、大人の学びはまさに「応用」。
自分の人生を楽しく、豊かにするための学びです。
僕が今、真剣に取り組んでいるのが、ワインエキスパートの資格取得です。
ワインエキスパートとは、その名の通り「ワインに関する専門資格」。
飲食業に携わる人が取得すれば「ソムリエ」、それ以外の一般の人が取得すれば「ワインエキスパート」と呼ばれます。(詳しくは、日本ソムリエ協会のホームページより)
もちろん、ワインが好きというのがきっかけですが、それ以上に「教養としての知識を最短距離で得られる資格」だと思っています。
テキストは790ページにも及ぶ分厚い本で、ワインだけでなく、ミネラルウォーターとは、日本茶の定義、チーズなどについても出題範囲です。
つまり、ワインを通して“食文化全体”を学ぶことができるのです。
また、世界中のワインを学ぶということは、世界各国の地理・気候・文化・歴史を学ぶということでもあります。
グローバルな視点を持つトレーニングにもなりますし、これから日本、もっと言えば東北が、海外の方を迎え入れていく時代には必須の力になると感じています。
他国の文化を知ること。そして、自国のことを語れるようになること。これからの時代、欠かせないスキルだと思います。

ワインはぶどうからつくられます。ぶどうの栽培を学ぶということは、農業を学ぶことでもあります。また、ワインの醸造過程では、発酵の原理や日本酒との違いも学びます。
そうなると、毎日の食事すら、どんどん楽しくなってくるのです。
そして、ここが僕にとって一番のポイントかもしれません。
ワインと住宅、意外なほど共通点が多いんです。
ワインの世界には、「テロワール」という考え方があります。その土地の土壌、気候、風、水…。あらゆる自然条件がぶどうの味に影響するという概念です。
これはまさに、僕たちが家を建てるときに考える「地域の気候や風土」と同じ。土地と向き合い、その個性を活かすという考え方は、ワインも住宅も共通です。

だからこそ、僕はワインを学ぶことは、単なる趣味ではないと思っています。“本物のものづくり”の本質を見つめ直す行為。
知識の蓄積だけでなく、物事を多角的に見る力、他者の価値観や文化を尊重する姿勢。教養とは、他者を理解する力なのだと思います。
勉強時間の確保は、もちろん簡単ではありません。
でも、自分の「好きな分野」だからこそ、どうやって時間を作るかを考えるのも楽しい。日々の中に少しずつ学びを取り入れて、試験に向けて楽しく進めています。
4月もいよいよ後半。
暑い夏に向けて、心も体も、整えていきましょう!